夕べは春樹さん企画、山下洋輔さんの再乱入ライブが大隈講堂であり配信で観ていましたが、残念ながらフリーズが多くて見れないところがあった…今アーカイブ作成中で、出来上がったらメールしてくれるそうです。
50年前の学生運動の最中、田原総一朗氏の企画で学生達が大隈講堂からグランドピアノを盗み、山下洋輔トリオに乱入ライブをやらせた。そのトリオのメンバーそのままに、夕べ「再乱入ライブ」が行われた。ほぼ80才の3人、しかもパワフルなフリージャズ！衰え知らず〜凄かった。中村誠一さんと森山威男さん。アーカイブが楽しみ。
当時ピアノは20人で運んだという。その中には後の作家が数人いた。中上健次、高橋三千綱、伊集院静。皆「伊集院さんは持てないんじゃないか？」と失笑。いなかったことに笑。肝心の洋輔さんは「ドキュメンタリーはヤラセです」と明言してほんとにおかしかった。
前座は早稲田大学モダンジャズ研究会、通称ダンモ。うまいけどやっぱり素人ね。プロとの違いってありますよね。
洋輔さんがよくおしゃべりになるから、春樹さんはおとなしめだったかな。春樹さんの学生時代も同じく学生運動盛んな時代。授業もなかった。すごい時代ですよね。もっとも去年まではコロナで授業がなかったか…あ、リモートか。
ライブの後は別チケットでアフタートーク。客席に田原総一朗氏がいて、当時の話をしました。洋輔さんが「ピアノを弾きながら死にたい」と言ったので、その願いのためにゲバルトが起こる状況を作ったと。でも党派の違う学生達もみんな静かにトリオの演奏を聴いてしまったということでした。
サックスの中村誠一さん、私の亡くなった兄がジャズフェスの楽屋に「乱入」して、中村さんのお腹をぽんぽん叩いたことがあった汗。お調子者の兄だった。懐かしいなぁ。
訂正
アーカイブを観たら、伊集院静さんについては皆懐疑的だったけど、優しい洋輔さんが「ほんとでしょう」と言っていました。訂正します。そして立松和平さんは乱入ライブのことを小説にしたそうです。
