兄妹

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読み終わってしまいました「騎士団長殺し」。申し分のない小説でした。村上ワールドを堪能しました。主人公は心臓の悪い妹を持って、少女の頃に亡くなってしまう。私には兄がいたのですが、彼が44歳の時に病死しました。主人公が妹のことを思う描写を読んで、私は兄を思って泣いてしまいました。彼が亡くなって20年あまりたちますが、その死を乗り越えることはなかなかできませんでした。実家は薬局で、男1人の長男だった兄は跡取りとして薬剤師になったけれど、ギタリストになりたくて数年スタジオミュージシャンやツアーミュージシャンをやっていました。東京での暮らしに見切りをつけて、薬局の仕事をするため実家に戻ったけど、本当はギタリストを続けたかったんじゃないかな。スタジオのような部屋ではいつもギターを弾いていたけど。あれ、兄のこと、語ってしまいましたね。つい。夫と兄の思い出話をできるようになったのは、ここ数年です。姉達とは同じ悲しみを抱えているから語れるけど、他の人とは未だに話す気になれません。今でも時々、兄を思うと涙が出ることがある。まったく厄介なヤツです。

東京は雨でした。降る毎に暖かくなる春の雨かな?でも冷たそうな雨で、どこにも出かけず、ウチにいました。一本韓ドラを観て、あとは村上春樹を読んでた。

夫が発注した園芸用の土が届きました。すごく重そうだから、ウチの中に入れずに玄関ポーチに置いてもらった。誰も盗まないでね!

お砂糖が保存瓶の中でところどころ固まって固くなりますよね。そんな時の裏技は、食パンを少し入れること。ほんとにサラサラになります。昨日固くなってたけど、食パンがなかったのでメロンパンを入れてみました笑。そしたら塊が砕けたよ!メロンパン、ありです。